シェロング(Schellong)試験
シェロング(Schellong)試験って名前だけ聞くと、「なにそれ?」って感じの検査だと思います。
しかし、実はクソとても理解しやすい検査なのです。
シェロング試験は、神経調節性失神が疑われた際に実施されます。
シェロング試験のルーティーンを以下に記します。
「仰臥位10分後、またその後10分間起立させた後の、患者の収縮期血圧をはかる。そして患者を起立させ、再度血圧を測定し、
・収縮期血圧の20mmHg以上の低下
・収縮期血圧が90mmHg未満
・拡張期血圧が10mmHg以上の低下
があれば陽性であると診断する。」
そしてシェロング試験が陽性であれば、神経調節性失神が疑われ精査のためにHead up tilt試験等が実施されます。
余談ですが、Head up tilt試験はシェロング試験と異なり、ちゃんにーが想像していたよりも大変な試験でした。