QOL向上記

日々のQOLを向上するtipsを紹介したいと思います。

【105H7】骨代謝とビタミンK

医師国家試験の105H7にこんな問題があります。

f:id:fr_dorataka:20181206151708j:plain


受験生は問題文を読んだ瞬間に、「あぁ、はいはいビタミンDね」と思うと思います。
自分もそうでした笑
しかし、なんと選択肢にビタミンDは存在しません!
ここで受験生は焦ります。「え、どれが骨代謝関係があるの??」
試験本番でも正答率はかなり低かったようです。

 

正解は「e, ビタミンK」です。

 

ビタミンKといえば、血液凝固と関係のあるビタミンという印象が強いと思います。
自分もビタミンKが骨代謝と関係していると知って、驚きました。

 

その理屈は以下のようです。

 

骨にはオステオカルシンというカルシウム結合タンパク質があります。
このオステオカルシンは骨芽細胞によりビタミンK依存性で合成されるタンパクです。
オステオカルシンは、骨の石灰化及びカルシウムイオンの恒常性の維持に関係していると考えられており、骨形成のマーカーとしても利用されています。

 

要するにビタミンK依存性の骨形成タンパクが存在するということですね笑